導入事例顧客の投資リスク許容度を診断
ニーズに合った資産アロケーションの提案をサポート

マニュライフ生命保険

マニュライフ生命保険
商品戦略部

木下みなみ氏
越智安彦氏
吉田昌弘氏

※写真左から
ご利用中の製品
QUICK Asset Design NAVI

マニュライフ生命保険は2023年2月、アセットアロケーション・シミュレーション (QUICK Asset Design Naviを同社向けにカスタマイズしたもの)を導入しました。主力商品である「こだわり変額保険」の顧客向けにリスク許容度診断を行い、よりニーズに合った資産アロケーションを提案するためのサポートツールです。商品戦略部長の吉田昌弘氏に、導入の経緯や効果、変額保険商品を展開する上での課題、ウェルス分野における今後の展望などについて話を聞きました。

導入の効果とポイント

  • 顧客の投資に対するリスク許容度診断を可能に
  • 最適な資産アロケーションを論理的にアドバイス
  • シンプル設計とこだわりのデザインで顧客の興味を引く

Q.変額保険商品販売のサポートツールとしてアセットアロケーション・シミュレーションを導入した経緯をお話しください。

吉田氏

当社は現在、資産形成や老後資金の準備など、いわゆるウェルス商品を軸とした戦略を展開しています。その中でも主力商品としているのが、こだわり変額保険です。死亡保障を準備しながら、資産運用ができる商品です。

この商品は9つの特別勘定から運用先を選べます。課題は、どのファンドにどれだけ分散投資をするのが良いかというお客様へのご提案でした。投資の必要性はご理解いただけるのですが、どういう形で投資をするのがお客様にとって理想的かという点に関しては、必ずしも十分なアドバイスができていたとは言えない部分がありました。

そこで、お客様に対して、より論理的アドバイスを可能にするサポートツールがあれば、それが当社の付加価値になるのではないかと考え、アセットアロケーション・シミュレーションの導入に至りました。損失が出たときにどれくらい我慢できるかという投資に対するリスク許容度はお客様によって異なります。それを把握しないまま投資を始めることが、結局はお客様のニーズと実際に提供されているサービスとの間にミスマッチを生む原因になっていたのではないかと考えました。今回のツールの導入で、お客様のリスク許容度を事前にチェックすることができるようになり、複数のアセットを組み合わせた、より効率的な分散投資の提案が可能になったと思います。

マニュライフ生命保険:吉田氏

Q.導入にあたって特に注力した点を教えてください。

吉田氏

一言で老後に備えると言っても、それぞれ家庭環境も違えば、保有資産も公的年金の額も違います。不足分を埋めるにしても預貯金だけで埋めるのは難しく、最終的にはどういう形の投資をしていくべきなのかという話になります。その際に、過去実績に基づいて、お客様が期待する期待リターンの中でよりリスクが少ないポートフォリオとは何なのかを、より理論的に説明するためのツールがアセットアロケーション・シミュレーションなのです。

アセットアロケーション・シミュレーションのようなツールを使う理由は、お客様に当社の商品に興味を持ってもらったのちに、特別勘定の配分についてよりわかりやすく説明するためです。誰かに何かを説明をするときに大事なのは、まず相手方に興味を持ってもらえるかどうかです。お客様や代理店の人たちが「見たい」「使ってみたい」と思うツールでなければ、誰も使わないと思い、デザインにはこだわりました。画面内で使う色や図式の見せ方、例えば円の大きさまで細かくリクエストして作り込みました。シンプルな作りになっているので、現場の使い勝手も良いようです。

QUICKには、我々がやりたいことに対して、こういう形はどうかという提案をはじめ、想定される課題の洗い出しや細かい部分のケアまでサポートしていただきました。クライアント側からすると、大いに安心感を持って進めることができました。

Q.ウェルス分野における今後の展望、課題などをお聞かせください。

吉田氏

投資というと、一般の方にとっては理解が難しい部分も多いと思います。例えば、アセットアロケーション・シミュレーションでは、効率的フロンティア(リスクとリターンの最も効率的投資ポートフォリオ)を使ったご提案をしますが、ご存じない方も多いのです。そこで、当社はお客様向けの説明動画を作成してリリースしました。投資におけるリターンやリスク、効率的フロンティアを含め、アロケーションの重要性を解説した5分ほどの動画です。アセットアロケーション・シミュレーションと併用することで、お客様によりわかりやすい提案ができるようにしていきたいと思っています。

アセットアロケーション・シミュレーションについても、運用するなかで、お客様をはじめ、代理店や当社の営業担当者からいろいろな意見を拾って、よりお客様や代理店のニーズに合ったツールへと進化させたいと考えています。お客様の投資に対するリスク許容度は一定期間を経ると当然、変化します。従来通り定期的にお客様とコンタクトを取りながら、その時その時のお客様の状況をしっかり把握し、必要な場合には再度、リスク許容度を測り直して、よりお客様のニーズに合ったご提案につなげていくことが、企業にとっては必要だと思います。

我々が目指すところは、お客様に老後をどういう形で過ごしていただくのかという、先の長い話なので、お客様の金融リテラシーの向上に寄与するということも重要だと思っています。投資をすることのリスクはもちろん、逆に投資をしないことによるリスクもしっかりとご理解いただくことが必要です。そのなかで、我々の商品を選択肢の一つとして考えていただけるような啓蒙活動を展開しつつ、ウェルス分野のスペシャリストとしての地位をより確かなものにするというのが、我々のゴールになると考えています。

アセットアロケーション・シミュレーション説明動画(マニュライフ生命様作成)
https://www.youtube.com/watch?v=1ZoRK30F_b0

 

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