サステナビリティ温室効果ガス排出量の実績と削減目標
温室効果ガス(GHG)排出量削減目標
QUICKグループは一企業グループとして、効率的なエネルギーの活用など地球環境に配慮した行動に努めてきました。引き続き環境改善への取り組みを着実に推進すべく、以下のGHG排出量削減目標を掲げ、達成に向けてサプライヤーのみなさまと協力していきます。
| 対象スコープ(*1) | 目標 |
|---|---|
| スコープ1+2 | 2025年までの目標としてスコープ1+2実質排出量ゼロを目指す |
| スコープ1+2+3 | 2050年までの目標としてスコープ3も含めた実質排出量ゼロを目指す |
(*1)スコープ:企業活動で発生するGHGの分類方法
スコープ1:自社の燃料燃焼などに伴う直接排出
スコープ2:他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3:サプライチェーン全体での排出
目標達成に向けて
2050年の目標達成を確実にするため2026年から2030年までの5年間を「実態把握期間」とし、主要取引先の排出量の実績値、削減目標や実施計画、達成状況などを個別に取材するなど正確な状況把握に努めます。その後は取材結果に基づき2050年までの削減計画を策定し、サプライヤーのみなさまと共有、推進していきます。
温室効果ガス実績
| 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スコープ1+2合計の GHG排出量(*2) 単位:t-CO2eq |
1,939 | 1,437 | 1,315 | 635 | 500 | 307 |
(*2)企業が購入している電気の契約内容を反映しスコープ2排出量を算定するMarket-based(マーケット基準)手法を用いて算定した数値
温室効果ガス排出量の実績推移および削減計画
QUICKグループは本社オフィスの100%実質再生可能エネルギー電気の利用、環境性能の優れたデータセンターやクラウドサービスへのシステム移行などGHG排出量削減に向けた活動を推進しています。
以下はスコープ1+2合計のGHG排出量の推移と2019年度比の削減率です。
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度目標(*3) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年度比 GHG排出量(スコープ1+2)削減率 |
-25.9% | -32.2% | -67.3% | -74.2% | -84.2% | -100% |
(*3)GHG排出量削減に取り組んだ上、削減しきれなかった排出量はカーボンオフセットで相殺することを想定
サステナブルファイナンス拡大への寄与
QUICKグループは、気候変動を経営の重要課題の1つとして捉えています。地球環境に配慮した企業行動を取ると同時に、情報ベンダーとして環境負荷軽減を促進するための正しい情報やソリューションを通じ、脱炭素社会の実現およびサステナブルファイナンスの拡大に寄与していきます。
TCFD提言への賛同
TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)は金融安定理事会(FSB)が気候関連の情報開示および金融機関の対応をどのように行うかを検討するため、2015年に設立した気候関連財務情報開示タスクフォースです。 QUICKは2021年10月25日、TCFDの提言への賛同を表明いたしました。