InformationQUICKの社長、会長を務めた小島章伸氏が死去

株式会社QUICK

 

QUICKの社長、会長を務めた小島章伸(こじま・あきのぶ)氏が13日午前1時51分、老衰のため死去した。96歳だった。告別式は近親者で行った。喪主は長男、伸夫さん。お別れの会などの開催、日取りは未定。連絡先は同社経営企画室秘書グループ。

 

1928年生まれ、東京都出身。1951年早稲田大学第一政治経済学部卒業、日本経済新聞社入社。60年日本経済新聞社ニューヨーク特派員、63年ブリュッセル特派員、66年東京本社編集局外報部長、75年東京本社編集局長、77年取締役 東京本社編集局長。80年日本短波放送(現日経ラジオ社)にて代表取締役専務。82年代表取締役社長。
84年市況情報センター(現QUICK)にて代表取締役社長。94年代表取締役会長。97年相談役。2002年特別顧問。05年参与。

 

日経在任中は、大統領選やキューバ侵攻といったケネディ時代を現地で取材。特派員としての報道活動に対し、1963年に国際報道で優れた業績を上げたジャーナリストに贈られるボーン賞(現ボーン・上田記念国際記者賞)を受賞した。帰国後は1978年の鄧小平来日時の記者会見で代表質問者となった。
QUICK社長在任中は、積極的な設備投資により、提供する情報の種類・量を向上させ飛躍的な業績拡大を遂げた。またロンドン、ニューヨーク、香港の海外主力市場に現地法人を設立。国際ベンダーとしてのグローバル情報収集体制を確立した。1987年には社名を市況情報センターからQUICKへ変更した。

 

以 上