ESG研究所PRI年次会議、東京で10月3~5日に開催

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国連の責任投資原則(PRI)の年次カンファレンス「PRI in Person 2023」が10月3日から5日まで東京で開催される。PRIの署名機関をはじめとする内外の機関投資家のほか政策立案者、専門家などが参加し、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資に関する最新情報を共有し、意見交換する。日本での開催は初めてで、40カ国以上から1200人を超す参加者が見込まれている。

今年のテーマは「コミットメント(誓約)からアクション(行動)へ」。責任ある投資家が直面する課題を解決し機会を活かすための実践的なガイダンスに重点を置く。事前に公開されているアジェンダによると5つの全体会(プレナリー)、分科会は29セッションが開催される。全体会の論題は「公正な経済への移行」、「気候と自然資本」、「ESG批判を理解する」などで、10月3日に岸田文雄首相、4日には小池百合子東京都知事がそれぞれ基調講演を行う予定だ。

PRIは2006年に持続可能な国際金融システムの実現を目的に発足した。当時のコフィー・アナン国連事務総長が提唱した。投資分析と意思決定のプロセスにESGの課題を組み込むことなど、6つの責任投資原則を定めている。署名機関はアセットオーナー、インベストメントマネジャー、サービスプロバイダー合わせて23年7月末時点で5384組織(うち日本は124組織)にのぼる。

株式会社QUICKは13年10月にPRIに署名しており、今回、ブロンズスポンサーとして協賛する。PRIのウェブサイトのアジェンダから作成した23年9月28日時点の日程表は以下の通り。

PRI in Person 2023 日程表

(QUICK ESG研究所)