ESG研究所【調査資料】人的資本の新株価指数~女性管理職比率も選定に影響~
2025年08月25日
JPX総研と日本経済新聞社が7月22日から新株価指数「JPX日経インデックス人的資本100」(以下、JPX日経HC100)の算出を始めた。「JPX日経インデックス400」(以下、JPX日経400)を構成する400社の中から人的資本の評価の高い100社を選んで組成する。人的資本の評価のベースになるのはESGブックのスコアで、女性管理職比率30%以上などの3項目が加点対象になる。ESGブックの企業の評価体系や女性管理職比率の現状を調べた。
エグゼクティブサマリー
- ESGブックの人的資本スコアは「労働慣行」「従業員の健康と安全」「従業員エンゲージメント、多様性と包摂」という3つのカテゴリーから構成され、「従業員エンゲージメント、多様性と包摂」スコアを算定する評価指標の1つに女性管理職比率がある。
- JPX日経400構成銘柄のESGブックによる2025年6月30日時点の人的資本スコアをランキングしたところ、トップ3は伊藤忠商事(8001)、小松製作所(6301)、丸紅(8002)で、1年前(24年6月28日時点)から大きく入れ替わっている。80点台の高いスコアを維持したのは資生堂(4911)と三井物産(8031)の2社だけだった。
- 25年6月末までに提出された直近の有価証券報告書で調べたところ、JPX日経HC100採用の100社の中で女性管理職比率が30%以上なのは資生堂、芙蓉総合リース(8424)、オリックス(8591)の3社だった。
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