社員インタビューインフラシステム設計

社員インタビュー
インフラシステム設計

インフラシステム設計

環境変化に即した緻密なシステム対応が情報サービスを裏から支える

環境変化に即した緻密なシステム対応が情報サービスを裏から支える

Topics

  • 投信情報のデータベース整備を担当
  • 課題を洗い出しチーム一丸でゴールを目指す
  • 職種の多様性もQUICKの魅力

Q.QUICKに入社したきっかけを教えてください

就職活動をしていたときは、マスコミと金融機関を主に志望していましたが、各社の業務内容を見比べてみても、自分のなかで決め手に欠け、選択が難しく感じていました。そうした中でQUICKの存在を知り、公正・中立な立場で情報提供を行うという独特な業務内容に惹かれ選考に進みました。大学ではプログラミングも学べる環境にいましたので、その点での親和性を感じた面もあります。オフィス見学や社員と話す機会もあり、親しみやすく会社の雰囲気も自分に合っていると感じて入社を決めました。社員との話の中で、有給や産休・育休の取得実績についても聞くことができ、働きやすさを感じたのも決め手のひとつになりました。

インフラシステム設計 インタビュー風景

Q.現在の業務について話してください。

ITインフラ本部のデータベース系チームに所属して、主に投資信託情報のデータベースを担当しています。投資信託情報について、新規のデータを追加したい、データ取得方法やメンテナンス方法を変更・効率化したいといった要望の対応や、コスト削減検討・障害を未然に防ぐための検討・対策をしています。直近では2024年に開始する新NISA(少額投資非課税制度)に関連するデータ追加要望に対応しました。また各取引所やデータ取得元の仕様変更に伴う対応も発生します。過去には東京証券取引所の市場再編対応がありましたし、現在は証券コードのコード体系変更(英文字組入れ対応)などで、社内横断的に影響確認や対応・テスト・顧客案内が進行しています。

私の業務は、社内調整をしながら要件定義・見積などを行い、実際に着手となった場合にはスケジュール管理や具体的な作業依頼、対応内容やテスト内容のレビュー、リリースに向けた社内周知や手続きなどです。対応可能な規模であれば実際にプログラム製造を担うこともあります。どの案件も、問題なくリリースに到達できたとき、依頼元から感謝されたときにやりがいを感じます。

印象に残った業務としては、過去にデータベースシステムの大きな移行作業があり、データベースを有償のものから無償のものに変更したことです。投資信託のデータベースでは、データの蓄積だけでなくリターンをはじめとした各種パフォーマンス評価のためのさまざまな値を算出しています。そのため、移行前後では同じ計算式でも算出結果が異なる、算出にかかる時間が長くなるなど多くの問題が発生しました。問題を解決しきれずやむを得ず延期となったときは悔しい思いもありましたが、課題を洗い出しチームや協力会社の方と協力して、無事移行できたときは、苦労した分達成感もありました。逆に、問題が発生したからこそ、どこに原因があるのかを一つひとつ調べたことで、そこから吸収できたものも多かったです。

投資信託の評価のためのQUICKオリジナルのスコアの算出をシステム化したことも印象に残っています。当時スコアは別の部門の担当者が手作業で算出しており、算出自動化の依頼がありました。まず算出方法を学び、いつどのように算出・蓄積しサービスするかを一から検討しました。リリースが無事完了した際には、手作業をしていた依頼元の運用負荷を軽減することができ感謝されました。実際に算出されたスコアがQUICKの各種サービスや金融機関のWEBサイトなどに掲載されているのを見るとうれしくなります。

Q.今後の課題はありますか。またどのような業務に携わってみたいですか。

現在担当する投資信託システムについては、データ量が多く処理が複雑で、まだ理解不足な部分もあり自分の理解をより深めていきたいです。他部門からの質問も多いため、わかりやすいシステムに整備し、情報公開も進めたいです。また現在、QUICKでは全社的にオンプレミス(組織内部の施設にサーバーやネットワーク機器を配置)からクラウドへシステムを移行するプロジェクトが進んでおり、私の担当するシステムもAWS(Amazon Web Services)への移行を進めています。AWSも定期的にサービスが拡充されており、社内研修も手厚く行われているため、安全で効率的な運用やコスト削減のためにも今後も学んでいきたいです。携わってみたい業務としては、入社してから一貫して投資信託情報を担当しているため、他の情報の担当にも興味があります。QUICKでは株価や債券などの金融情報だけでなく幅広い分野の情報を扱っていますので、業務を通して多くの情報に精通できるようステップアップしていければ嬉しいです。また、現在の業務はどちらかというと裏方で、お客様と対面する機会が少ないのですが、入社時は営業志望でしたので、お客様と直接やりとりをしてソリューションを提供するような業務にも興味があります。営業、システム、企画や研究部門など幅広い職種があり、希望すれば経験するチャンスがあるのがQUICKの魅力だと思います。