社員インタビューアルムナイ Oさん

アルムナイ 社員インタビュー1

経営企画室
Oさん

Topics

  • 外資系格付会社でデータビジネスを経験
  • 外部から見ることで気づいたQUICKのバリュー
  • アルムナイ活用が新たな可能性を生む

Q.転職のきっかけと、QUICKから転職後、どのような会社で仕事をしていたか教えてください

1992年にQUICKに入社しました。約10年間は都市銀行や信託銀行向けにデータソリューションの営業を担当しました。金融ビッグバンなど、金融業界における大きな変革の時代でもありましたが、私はその時代に銀行の営業を任され、非常に面白い経験をしたと思っています。

入社から10年経った頃、外資でキャリアを積みたいという思いもあり、米国の大手格付会社に転職しました。転職先ではグローバルな企業財務情報や非財務情報、格付け情報、カスタムインデックスなど、幅広い情報を扱う機会がありました。証券会社の投資銀行部門や銀行の財務・リスク管理、アセットマネジメントの商品企画、事業会社のIRなど、多岐にわたる領域で活動しました。QUICKでの業務とは異なる部署や情報を扱うことになりました。また、商品に関する充実した研修プログラムや定期的な試験があり、広範な情報価値を学ぶ絶好の機会となりました。

一方で、格付け会社で10年以上のデータビジネスの経験を積む中で、グローバル基準のデータビジネスの深さを感じる半面、日本のビジネスの難しさを多く経験しました。QUICKのように、ローカルで高いシェアを持ち、顧客に密着しさまざまな課題に対応できる情報サービス企業は世界的にみてもほとんどありません。日本でのビジネスは言語や文化の面でも外資にとって極めて困難な市場です。QUICKが50年以上にわたり築き上げたシェアと信頼関係に再び気付かされました。

また、QUICKではお客さまのさまざまな課題に対して営業と開発がチームとして対応していますが、外資ではほぼ一人で対応します。セールスもグローバル仕様のままで対応できる大手のお客さまに限定しています。QUICKの経験からすると、ローカライズしてお客さまのニーズに応えることでビジネスの幅を広げることができるとの思いもありました。QUICKで働いているときは、時折、ローカルすぎると感じることもありました。しかし、日本でお客さまとの強いリレーションシップを築き続けることは、外資系企業では真似できないことだと気付きました。その強いリレーションシップの中で、今までとは異なる情報でさまざまな部門へアクセスすることで、新しいビジネスの可能性があると常に考えていました。

Q.QUICKに復帰後、前職でのスキルがどのように活かされていますか

格付会社での勤務時代もQUICKとの関わりがあり、同期や先輩の方々とは定期的に会う機会がありました。ある役員の方からのお誘いもあり、2012年にQUICKに復帰しました。

復帰後は、新商品の企画に関わることができました。外資で異なるデータビジネスの経験をしたことで、QUICKの強みを活かした新しいビジネスのアイデアも生まれました。また、QUICK商品に関する知識があり、比較的スムーズに商品企画を進めることができました。大胆な企画やキャラクターを活用した情報発信なども実現しました。

商品企画の経験を約5年積んだ後、現在は広報・ブランディングの仕事を担当しています。QUICKは扱う情報の幅が広がり、金融業界以外に事業会社や自治体などにも提供しています。情報サービスの価値を社内外に丁寧に伝えることがより重要になっています。私は外部から見たQUICKの強みや課題を把握しており、約30年のデータビジネスの経験や人脈、デザインのスキルも活かすことができて、非常に充実した仕事をしています。

Q. QUICKアルムナイの会をどのように活用していただきたいですか

QUICKの主要なビジネスは、証券会社、銀行、アセットマネジメント向けのサービスです。新NISA制度の普及やAI技術の進展により、QUICKは「データで社会の課題を可視化する会社」として進化しています。これにより、個人向けの金融教育や投資情報の提供、自治体や事業会社とのデータビジネス、AIを活用したデータソリューション、ESGに関連するビジネスなども展開しています。

QUICKアルムナイの会では、懇親会やセミナーなども開催します。これらのイベントを通じて、現在のQUICKがどのようなビジネスを展開しているのかを知っていただける機会と考えています。ぜひ、QUICKアルムナイの会を活用して、在職中のQUICKの印象を最新にアップデートしていただきたいです。QUICKアルムナイの会に参加することで、共創やビジネスチャンスにつながる未来が待っているかもしれません。QUICKとの関係を続けることで、双方に新たな可能性が生まれる制度になることを願っています。ぜひ気軽に参加し、情報交換の場としてご活用ください。