InformationQUICKの社長、会長を務めた太田哲夫氏が死去

株式会社QUICK

 

QUICKの社長、会長を務めた太田哲夫(おおた・てつお)氏が13日午前11時47分、心不全のため死去した。87歳だった。告別式は近親者で行った。喪主は妻、圭子さん。お別れの会などの開催、日取りは未定。連絡先は同社経営企画室秘書グループ。

 

1932年生まれ。長野県出身。1955年早稲田大学第一政治経済学部卒業、日本経済新聞社入社。72年日経マグロウヒル社(現日経BP社)にて日経ビジネス編集長。75年日本経済新聞社編集局経済部長、83年取締役編集局長。87年常務取締役。91年専務取締役。92年QUICK代表取締役副社長。94年代表取締役社長。2000年代表取締役会長。03年相談役。05年特別顧問。08年参与。

 

日経在任中は、海外取材体制の拡大を進め、 米欧アジアの三極に編集長を置く体制で「24時間切れ目なくニュースを流す速報システム」を構築し、新聞の国際化に努めた。QUICKでは、インターネット技術を利用して新しいインフォメーション・シェアリングの通信体制を導入し、サービスのオープン化を進めた。また、95年には日経と折半出資で「日経QUICKニュース社(NQN)」を設立。日本初の本格的マーケット速報専門メディアとしての地位を確立させた。

 

 

以 上