ESG研究所【調査資料】腐敗防止~取り組みと開示の必須要素~
2024年05月30日
贈収賄など競争を歪める腐敗を防止することは企業にとって重要な課題の1つだ。持続可能な開発目標(SDGs)や、持続可能な成長の実現に向けた企業などの自発的な取り組みである「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に定められている。違反すれば罰金や法的・風評リスクが極めて重い。企業が具体的にどう取り組み、何を開示すべきなのか探った。
エグゼクティブサマリー
- 企業のSDGsの実態調査やESG評価機関の指標からみると、腐敗防止対策として方針・規程の策定だけでなく、サプライヤーなど「第三者の管理」も問われている。
- 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による運用機関・企業それぞれを対象にした調査では、運用機関の課題意識に比べ、企業の腐敗防止への対応優先度が低いようだ。海外の年金では企業の対応が不十分だと投資撤退する例もある。
- QUICK ESG研究所が3月に腐敗防止をテーマに開催したワークショップでは、企業の課題として、本社が作成した画一的な腐敗防止規程が拠点の実情と見合っていないとの指摘があった。現地拠点に即したルールが求められている。
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