リアルタイムで豊富な情報が判断基準に 説明や交渉での有力なツール
小島智敬
経営企画部長
小島智敬
経営企画部長
アナリストや投資家と対話する時には、質問に備えてQr1でヒストリカルデータをcsv形式のファイルにダウンロードし、自分仕様に加工してトレンドなどを分析したものを持参する。また、Qr1はスマホやタブレットに対応しているため、常に情報を持ち歩くことができる。PCの前に座っていなくても、マーケットの動きが把握できるのはもちろん、打ち合わせの場で業界動向などが話題になったとしても、リアルタイムで旬な情報を提供することができる。説明ツールとしてタブレットに表示したQr1を見せることで、交渉を有利に進めることができる。
資材調達を担う立場からは、金相場の動向には神経質にならざるを得ない。ただ、単純に金の価格を把握しておけば良いという訳ではない。金価格は為替、ニュース、穀物やエネルギー相場など、世界中のさまざまな要因で大きく変動する。東京市場が終わった後でも24時間中、いろいろな情報収集に追われている。毎朝、欠かさずチェックするのが「朝イチ便利帳」だ。経済指標や要人会見などの重要な国内外の予定がまとまっているため、目を通しておけばその日一日の心構えができる。