QUICK短観 26年の賃上げ率「5%未満」が3割、株主優待DX化は実施済み・検討中が4分の1【2月調査】

2月の「QUICK短期経済観測調査(QUICK短観)」(調査期間:2月2~12日)では、2026年の賃上げ率や、株主優待のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の取り組みについて上場企業に聞きました。

 

26年の春季労使交渉(春闘)が事実上スタートしました。調査対象企業に今年の賃上げがどうなりそうかを聞いたところ、定期昇給(定昇)とベースアップ(ベア)を合わせて「5%未満の賃上げを検討」との回答が31%となりました。「5%以上(8%未満)の賃上げを検討」は25%。「8%以上(10%未満)の賃上げを検討」はゼロ、「10%以上の賃上げを検討」は1%にとどまりました。「未定・わからない」が38%を占めました。

 

物価高が労働者の家計を圧迫するなか、賃上げ自体を検討する企業は多いものの、労働組合の中央組織である連合が目指す「5%以上」を実現できる企業は必ずしも多数派ではないようです。

 

賃上げ予定の企業だけを取り出して業種別の傾向をみると、製造業では「5%以上」を選んだ企業が「5%未満」を上回った半面、非製造業では「5%未満」のほうが「5%以上」より多い結果となりました。

 

 

企業の株主優待にもDX化の波が押し寄せており、買い物や食事などに使える優待券を電子化し、スマートフォンで利用できるようにする動きが広がっています。自社の取り組み度合いを聞いたところ、「すでにDX化した」との回答が5%、「DX化を検討している」は19%でした。全体の約4分の1が実施済みまたは検討中ということになります。

 

そもそも「優待制度を導入していない」企業が49%に達することから、優待制度を持つ企業だけでみると約半数がDX化に前向きと解釈できます。

 

優待のDX化に消極的な企業からは「一定数量までは紙の方がコストが低い」「当社の株主層は高齢者が多い」といった意見が聞かれました。

 

 

 

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調査ご協力に関心がおありの上場企業のご担当者様は、QUICK短観担当<info.survey-tankan@quick.jp>までお気軽にご連絡ください。

 

 

 

掲載日:2026年02月19日

 

 

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