QUICK短観 25年「国内消費」が経営環境に最も影響 円相場は「139~160円」を予想【12月調査】

12月の「QUICK短期経済観測調査(QUICK短観)」(調査期間:11月22日~12月3日)では、25年の自社の経営環境にとって影響の大きい事柄や、株式・為替相場の見通しについて上場企業に聞きました。

 

25年の自社の経営環境に影響の大きい事柄を2つまで聞いたところ、1位は「国内消費」で39%、2位は「原材料やエネルギー価格の動向」で36%となりました。23年12月調査の同じ質問では原材料・エネルギー価格が最多で55%と、2番目の国内消費(39%)に差をつけていましたが、今回は結果が逆転した格好です。新たに選択肢に加わった「関税などトランプ米新政権の政策」は7位の12%で、影響は限定的なようです。

 

25年の日経平均株価、円相場の見通しについても聞きました。日経平均の最高値は単純平均で4万2300円、最安値は3万4117円と、高値では現在の最高値(4万2224円)を超える予想となりました。円相場については、最も円高な水準の予想が平均で1ドル=139円17銭、最も円安な水準が160円61銭となっています。

 

自由記述のコメントでは、国際情勢やトランプ米新政権などへの不安から「不確実性が増大するばかりで一層乱高下が激化すると予想している」「予測不能だが振れ幅が大きくなることだけは確か」という意見がみられました。

 

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掲載日:2024年12月26日

 

 

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