3月の「QUICK短期経済観測調査(QUICK短観)」(調査期間:3月1~12日)では、日経平均株価が2月に過去最高値を更新したことを受け、株高の要因や今後の高値のメドについて上場企業に聞きました。
株価を押し上げている要因について2つまでの選択式で聞いたところ、「海外市場と比べた日本株の割安感」と答えた企業が42%と最多でした。次いで「中国市場からの資金逃避」(33%)、「円安」(29%)との回答が続きます。海外市場と比べた相対的な日本株の立ち位置や、外国為替市場の動向が追い風になっているとみる企業が多いようです。
国内企業の努力が資金流入を促しているとの前向きな見方も少なくありません。「国内企業の好業績」との回答は20%、「国内企業のコーポレートガバナンス改善やPBR向上の取り組み」は15%でした。
日経平均の2024年の最高値について聞いたところ、予想の平均値は4万1559円、中央値は4万2000円でした。調査期間中の日経平均はおおむね3万9000~4万円で推移しており、そこからなお5%前後の上値余地があると回答者は考えているようです。
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