11月の「QUICK短期経済観測調査(QUICK短観)」(調査期間:10月23日~11月1日)では、物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」の経営への影響や、冬の賞与(ボーナス)額の検討状況などについて上場企業に聞きました。
「2024年問題」では、物流コストの増加や配送・納品の制約拡大といった面で企業への影響が見込まれています。同問題の影響と対応状況について聞いたところ、「経営や業績への影響が見込まれ、物流効率化などの対策を検討している」との回答が33%と最も多くなりました。
「経営や業績への影響が見込まれるが、対策の検討はまだ進めていない」との回答は21%で、影響があるとした企業は合わせて過半数を占めました。特に製造業企業では6割の企業が影響があると回答。「主要取引先への対応検討を依頼している」といったコメントも聞かれました。
冬のボーナス額の方向性について聞いたところ、「大幅な増額」(3%)と「やや増額」(26%)は合わせて約3割となりました。最も多い回答は「おおむね変更なし」で4割を占めています。
QUICK端末をご利用のお客様や調査回答にご協力いただいた企業様は、無料でリポート全文をご覧いただけます。
調査ご協力に関心がおありの上場企業のご担当者様は、QUICK短観担当<info.survey-tankan@quick.jp>までお気軽にご連絡ください。