昨今のコーポレートガバナンス改⾰によって、⽇本企業のガバナンス体制は⼤きく変化してきた。そうした中、2018年末に衝撃的な報告があった。アジア諸国の企業統治に関して発⾔⼒を持つAsian Corporate Governance Association(ACGA)が隔年で公表しているアジア諸国のガバナンスランキングで、⽇本の相対順位が前回(2016年)の3位から、7位に後退していたのだ。つまり、⽇本のガバナンス改⾰はいまだ途上であるという判断である。

ガバナンス改革の動きはこれからも続く。ESG(環境・社会・企業統治)への社会的な関心が高まる一方、2020年6月に開かれた株主総会ではアクティビストの動きに変化があった。企業を見る機関投資家の目も変わっている。企業は機関投資家とどう向き合えばよいかについて、コーポレートガバナンスに焦点を当て、3回にわたって考察する。

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