電力情報サービス「QUICK E-Power Polaris」は、電気事業を営む多くの事業者の皆様から寄せられた要望に応える価格予測サービスとして、短期の「スポット価格予測」と中長期の「フォワードカーブ」を提供しております。発電所の稼働判断や事業計画の策定、価格高騰リスクへの対応など電力価格の変動でビジネスに大きな影響を受ける全ての事業者をサポートします。
● 統計学と金融工学の権威が設計に携わる独自モデル
● 最適な外生変数(価格決定要因)の組み合わせ
過去の電力スポット価格や発電所の稼働状況、リム情報開発(株)が提供する北東アジア向け LNG 価格(S&P Platts社のJKM に相当)等を利用
● 分位点回帰の利用
目的変数(電力価格)に対する説明変数の影響度を分位点で評価できる「分位点回帰」を採用。
5% 点・50% 点(中央値)・
95% 点を算出することでスポット市場の高いボラティリティに対応。
● 高い頻度で更新
天気予報は3時間ごとにデータを補完し、スポット価格予測ではリアルタイムで価格に反映
● フォワードカーブはニーズに合わせて、8 年先まで表示可能
スポット価格予測 | 全国9エリアについて、最長14日までの各48コマ |
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フォワードカーブ | 全国9エリアについて 最長8年までの各48コマ |
電力価格を決定する要因となり得る情報を集め、その有効性を検証し、有効と認められた情報のみを変数として採用しています。各変数について、価格決定への影響度を示す係数を推定してモデルを作成し、将来価格を算出します。
電力市場に影響を与える要因は季節や時々のイベント、さらには経済動向によっても変化し、それぞれの影響度も常に一定ではありません。その時々の状況に即した予測値を算出できるよう、変数と係数は定期的に見直します。
フォワードカーブとは、現時点で約定が可能と思われる将来価格を各期間のグリッドごとに表したものです。決して「将来の電力価格の予想」ではないことに注意を払う必要があります。QUICKのフォワードカーブはスポット価格予測同様、モデルを利用して算出しています。 フォワードカーブを算出する場合、変数も将来価格を利用することが望ましいのですが、将来シナリオとして利用できる変数は限られています。QUICKは燃料先物のデータを将来シナリオとして利用しています。
スポット価格予測 | 全国133 地点の予想気温LNG 価格( 円換算)、原油価格( 円換算)、石炭価格( 円換算)、発電所稼働出力、発電所燃料構成比、雲量から推定した太陽光出力、需要実績、その他 |
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フォワードカーブ | 過去10 年の平均気温、LNG 価格( 円換算)、原油価格( 円換算) 、石炭価格( 円換算)、需要実績、その他 |
※上記サービスは、QUICK E-Power Polarisのオプションサービス(別料金)としてご利用いただけます。